生命機能科学研究センター

理研BDRでは、再生医療に関わる最先端の科学技術から今まさに理論が作られようとしている現場に至るまで、幅広い叡智に触れることができた。また理研の様々な実験設備を見させていただいた。これにより理研で研究するということに対して具体的なビジョンを抱けるようになった。今回の理研BDR訪問は将来の進路選択において大いに役立つものとなりそうだ。

(文責: 竹田航太・数学数理解析専攻D2)

今回参加するまでBDRは聞いたこともなかったのですが、中を見てみると自分の研究分野と遠くない生物物理の分野が多く研究されていることを知ることができました。 川口研究室もその研究室の一つで、細胞の増殖過程が物理の理論と関連があるしいという話は興味深かったです。これは生物だけでなく物理も勉強せねばならないなと思うきっかけの一つになりました。

(文責: 別所芳樹・理学部B4)

今回見学させていただいたBDR川口研究室の研究対象は生物であるが、研究者のバックグラウンドは必ずしも生物というわけではなく、流体物理の研究者や機械学習の研究者が第一線で活躍していた。従来生物学の分野で解決が困難であった問題を他分野の知識を活かした新しい切り口で進展させることが目的だった。分野間横断型により新しい問題に取り組むことを目的とするMACS活動ならではの見学会だった。

(文責: 林大寿・化学専攻D2)

理化学研究所の生命機能科学研究センターを訪問させていただきました. 理化学研究所の歴史や活動,施設について紹介していただいたあと,実験動物を飼育している様子や川口研究室を見学することができました.物理学等を駆使して生物学の問題に取り組む研究内容を聞くことができたり,研究に用いる様々な装置を見ることができ刺激的でした.また研究室内の本棚に(多分)純粋数学の本が何冊か置いてあるのも印象的でした.

(文責: 蛯名真久・数学・数理解析専攻D2)

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計算科学研究センター

量子系物質科学研究チームの白川さんと長尾さんにお話しいただきました. カーボン電子系の量子状態の大規模数値計算の手法と量子計算シミュレータへの応用に関する内容でした. 状態数が指数関数的に大きくなる難しい問題を対象にしているので,そのノウハウを気象シミュレーションなど別の超高次元の問題に応用できると面白いと思いました.

(文責: 竹田航太・数学・数理解析専攻D2)

今回私達はR-CCSで富嶽と、柚木研を見学させていただきました。富嶽では、富嶽がSDGsの目標達成のためにどのように活用されているのかがよくわかる動画を見せていただいた後、質疑応答の時間が取られました。そこで特に印象に残っているのは、富嶽や前身の京は、一般のサーバーが3-5年で破棄されてしまうのに対し、8-10年近く運用が可能であり、かなり長命で或るということです。柚木研のほうは、分野外で、プレゼンはあまり理解できなかったが、理論研究もスパコンを活用する時代が来ているということはよくわかりました。

(文責: 似内奏太・理学部B2)

スーパーコンピュータ「富岳」の実物を見学しました.日進月歩の計算機科学分野において,運用開始から3年経っても計算速度で世界4位に位置しているというのは驚くべきことです.また,富岳は幅広いアプリケーションの実行に対応しているということで,高性能でありながら研究室の計算機と同じ感覚で使えるという点が,多くの分野に活用される所以なのだと分かりました.私自身は地球物理が専門なので,線状降水帯予測や地震による被害予測の研究に興味を持ちました.特に後者については地盤だけでなく構造物の揺れまでをいちどにシミュレーションできることが印象に残りました.

(文責: 小川泰生・理学部B4)

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